皆さま、初めまして^^
このブログを運営しているPOPです!!
本日も皆さんにクライミング情報を発信してまいります♪
登る前にオブザべをしっかりやってる?って聞かれたんだけどオブザべってなんだですか?
オブザベは『オブザベーション(observation)』といって『観察』意味。ではこのオブザべについて詳しく説明するね^^
こちらの記事も合わせてご覧ください^^
オブザベーションとは??
皆さんもよく耳にするオブザベーションとは、
目標のルート(課題)に対して、進む方向、ホールドの形状、どんなムーブが必要となるかを観察・予測して、登る前にシミュレーションを行うこと。
なるほど!でもわざわざそんなことをしないといけないの?そんなことをしなくても登れればいい気がするけど?
たしかに登れてしまえば達成感も得られるし必要ないかもしれないね…しかし、オブザべの重要性ってあるんだよね!次はそれについて説明するね♪
オブザべーションの重要性とは??
クライミングはすぐに体力が消耗してしまうスポーツで、そのいかに消耗を減らすかが重要になってきます。
実際にただ課題を見て登った時、ホールドの持ち感やムーブ、距離感の違いを感じることはあるのではないでしょうか?
これは登りながら解決しなければならず、余計に体力を消耗してしまいます。
そのため、課題をただ見て登るのではなく、進む向きやホールドの形状、一手一手の距離感がどれぐらいか、どういったムーブが必要になるかシミュレーションしながらしっかりと『観察』してみましょう!!
登る回数が減れば減るほど体力の消耗も減り、いろんな課題をトライすることができますよ♪
オブザベーションのメリット・デメリットとは??
事前にシミュレーションすることで、体力消費を減らせるのか♪
しっかりできるように時間をかけてオブザべしよう!!
そうだね!オブザべの大切さを理解した上で、メリット・デメリットをまとめておこう♪
メリット
・事前のオブザべにより、体力消費を抑えることができる。
⇒次の手を見失ったり、左右どちらの手で取りに行くか迷ったり、登っている最中に時間をかけてしまい、スタミラ切れになってしまうのを防ぐことができる。
スムーズに登ることで、1トライあたりにかかる時間も短くなる。
・トライ数を減らして完登できるようになり、いろんな課題に挑戦できる。
⇒1つの課題に時間をかけてしまい、スタミナがなくなることで、他の課題が登れなくなってしまう。
オブザべをしっかりすることで修正能力も高まり、トライ数を減らして完登することができるので、体力を残しながら次の課題にも挑戦できます。
・脳トレにももってこい笑
⇒クライミングは一種のパズルみたいなもの。ホールドの形状や距離感がどれくらいなのか、正しく取りにいくはどの動きがいいのか、1つ1つ当てはめていくので、しっかり考える必要がある。
脳トレも筋トレもできて一石二鳥ですね笑
デメリット
・オブザべに時間をかけすぎて、トライできなくなってしまう。
⇒これといって大きなデメリットはないですが、強いていうなら、オブザべをしっかりしようと時間をかけすぎてしまい、トライしなくなってしまうこと。
オブザべは経験値がものを言うと思います。
『時には登りながら学んでいくのも大事です』
コンペ等出る場合、制限時間が設けられているので、オブザべに時間かけすぎて登れなくなってしまうなんてことにも。
オブザベーション力を高めるには??
オブザべーション力を高めて、考える時間を短くできればいいってことだよね?どういう練習をすればいいの?
理想はそういうことだね。まずはしっかりオブザべーション力を高めていこう^^
オブザべーション力を高める方法
オブザベーション力を上達させる方法は以下のようにすると良いでしょう^^
①課題の全体を把握してみる
⇒スタートとゴールの位置を確認し、登っていくルートのラインを明確にすることで、進むべき方向が分かるように。
傾斜の角度がどれくらいなのかも分かっておくと良いでしょう^^
②ホールドの位置を覚える。
⇒スタートからゴールまでのラインを理解したら、各ホールドの位置を覚えていきます。
まずは何手あるのか、フットホールドがどこにあるのか、見落としが無いように記憶してみましょう。
③ホールドの形状や大きさ、向きを確認する。
ホールドの位置を覚えたら、次にホールドを細かく観察してみましょう。
持ちやすいガバホールドなのか、持ちにくいスローパーやカチなのか、そしてそのホールドの向きはどっちに向いているのか把握する。
どの向きだと持ちやすいかまで分かってくると自然とムーブも見えてきます。
④登る手順を考えてみる。
ホールドの形状を把握したら、次に登る手順を考えてみましょう。
右手なのか左手なのか、マッチ(両手で持つこと)をするのか、クロスするのか等を考えてみます。
ホールドの形状から、体の向きや手の出し方が見えてきます。
⑤完登シミュレーションしてみる。
なんとなくでも、登る手順が分かってきたら、スタートからゴールまでの流れをシミュレーションしてみましょう。
イメージをしっかり作ることで実際に登るときスムーズに体が動いてくれるです。
・ますば①~⑤までオブザべの流れを覚えてみましょう。
・ただ登るだけじゃなく、ひとつひとつ意識して登ってみる。
・慣れてきたら、よりリアルにイメージしていきます。ホールドの材質や保持感がどれぐらいなのか、客観的に見るのではなく、実際に登っている状態での視線を意識する。
オブザベーションはオンサイト(OS)という『クライミングにおいての究極の美学』に必要不可欠の能力となってきます^^
皆さんもオブザべ力を高め、オンサイト率を上げていきましょう♪
まとめ
オブザベーションについて理解できたかな?
オブザベーションの意味や重要性についてしっかり理解できたよ!!
一人前のクライマーに近づいたね♪
では最後におさらいしておこう!!
オブザベーションとは・・・
『観察』の意味で、目標ルート(課題)を、ホールドを見て、どうやってつかむのか、どこに足を置くのかイメージしてゴールまでシミュレーションすること。
オブザベーションの重要性は・・・
・事前にオブザべすることで、体力消耗を減らす。
・トライ数を減らして完投できるようになり、いろんな課題に挑戦することができる。
オブザべは一種のパズルのようなもので、完登までに必要なムーブを予測してひとつひとつ当てはめていく必要があるので、脳トレにもなります笑
オブザベーション力を上達させるには・・・
①課題を全体的に把握する
②ホールドの位置を覚える
③ホールドの形状、向きを細かく見る
④手順を考える
⑤スタートからゴールまで流れをイメージしてみる
オブザベーションはオンサイト(OS)するのに必要不可欠の能力のひとつになるので、ただ登るのではなく、意識して登ると成長につながりますよ^^
今日はここまでとなります。
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました♪
皆さまのクライミングが新しい趣味につながりますように♪
では本日の記事はここまでとして、次回記事でもクライミング情報について詳しい話をお伝えしてまいりますのでお楽しみに♪
みなさまに楽しい楽しいクライミングライフを送れますように^^
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