皆さま、初めまして^^
このブログを運営しているPOPです!!
本日も皆さんにクライミング情報を発信してまいります♪
皆さんはリード(トップロープ)クライミングをやっていて、グレード表記が『5.~』始まるグレード表を見たことはないでしょうか。それがどういう意味なのか気になったことはありませんか?笑
こちらの記事を閲覧しているということは多少なりとも気になっているかと思います^^
私なりに分かりやすく解説致しますので、豆知識の1つと思っていただき、最後まで見ていただければ幸いです♪
『5.~』始まるグレードとは??
『5.~』始まるグレードとは、YDS(ヨセミテデシマルシステム)のことで、歩行やハイキング、登山の難しさを表すグレード(難易度)示します。
クライミング界ではデシマルグレードと言います^^
ちなみにアメリカのヨセミテ国立公園内の渓谷にて開発されたグレーディングにちなんでヨセミテデシマルシステムと呼ばれるようになったようです♪
なぜ『5.~』から始まるのか?
デシマルグレードってのは分かったけど、なんで『5.~』始まるの?
なぜ『5.~』から始まるのか、デシマルグレードシステムの内容から理解できるよ^^
このデシマルグレードシステムは5段階のクラス分けがされており、以下にようになっています。
デシマルのClass別の中で最も危険性が高い部類がClass5となり、登られているクライミングのことを指します。
ちなみにデシマル(Decimal)とは『小数点、十進数』の意味で、5.~というところにつながってるんですね♪
5.『~』はどう表記される??
5.から始まるのは分かったよ~、でも今度は5.『~』はどう表してるのか知りたいな~
Class別に難易度をさらに細分化するために数字とアルファベットを用いて表しているんだ^^
難易度をさらに細分化するために数字と末尾に「a、b、c、d」と表記します。
数字が高くになるほど難易度も上がり、さらにaよりdの方が難しくなるようになっています。
具体例として『5.10a』と表します。
この表記は5.10以上から付いて、5.9以下はその表記はめったにしない。
理由として、5.9以下では、体感的に細分化するほど難易度を分けられないため。
ちなみにこの表記の読み方は以下のようになります。
・「5.10a」→「テンエー」
・「5.11b」→「イレブンビー」
・「5.13d」→「サーティーンディー」
デシマルグレードの難易度とは??
デシマルグレードの内容は分かってきたけど、どれぐらいの難しさなのか知りたいな~
デシマルグレードの各数値がどれぐらいの難易度を示すのか段/級方式と比較してみよう^^
※あくまでも目安であり、私自身の個人的見解も含まれていますので、ご了承ください。
グレード感の目安
レベルごとのグレード感について解説します。
<5.7~5.9>
このグレードは初心者のリード講習として登られるグレードと言えます。
手の平から指先までしっかり持てるホールドが続いているルートとなり、落ちることはほとんどないでしょう。
もし落ちるとすると高さへの恐怖心ではないでしょうか。
<5.10a~5.10d>
ここからロープクライミングらしさの課題が出てきて、ロープをカナビラにクリップする動作や最上部からの懸垂下降含めて、クライミング楽しさを感じてきます^^
この辺りもまだ持ちやすいホールドで構成されています♪
<5.11a~5.11d>
具体的なムーブが出てきたりするので、力だけでは登れなくなるでしょう。
しっかりとオブザベーション(登コースをシミュレーション)を行って登ることが大切になってきます♪
完登できれば『イレブンクライマー』と呼ばれ、この辺りから脱初級者で中級者クライマーになるでしょうか。
<5.12a~5.12d>
中級者クライマーにとって大きな壁となってくるかと思います。
多様なムーブや持ち感の悪いホールドが出てくるので、そう易々の登らしてはくれないでしょう…
完登したら、胸張ってリードクライマーと言ってもいいレベルです!!
<5.13a~5.13d>
上級者からエキスパートという言い方になるのではないでしょうか。
保持力、持久力、ムーブの引き出し力、オブザベーション能力、それと併せて才能も必要になる気がします。
ここで完登すれば『サーティーンクライマー』と呼ばれ、クライマーの中でも特別なグレードとなることでしょう^^
多くのクライマーが目指している壁になります♪
<5.14a~5.14d>
一般人の登れる人はほとんどいないのではないでしょうか。
プロクライマーや日本代表選手相当の人たちが登るレベルとなります。
私からすれば、このグレードを登る人たちのことを『仙人』と呼はさせていただきます笑
<5.15a~5.15d>
もはや人間ではなくなるでは笑
クライミングに人生を捧げている人たちのなかでも登れるクライマーは世界でもほんのわずかではないでしょうか…
日本人の中でも安間佐千さんが5.15bまで登っており、世界最難関グレードの5.15dはアダム・オンドラが完登しています。
まとめ
いかがだったかな?
デシマルグレードの由来から内容までバッチリ理解できたよ^^
それならよかった♪では最後に簡単におさらいしてみよう♪
デシマルグレード(5.~)とは・・・
・YDS(ヨセミテグレードシステム)のことで、歩行やハイキング、登山の難しさを分けるべく設けたシステム。
・デシマルグレードは5段階のClassで分けられており、ロッククライミングはClass5に当たり、そこから5.~と呼ばれるようになった。
・ロッククライミングのレベルもさらに細分化され、5.~末尾に『a、b、c、d』と4段階に分けられる。
・aよりdが難しくなり、『5.10a』や『5.13b』と表記する。
・呼び方は『5.10a』は『テンエー』、『5.13b』は『サーティンビー』と呼ぶ。
5.10aからロッククライミングらしくなっており、現在の最難関グレードは5.15dまで存在しています。
現在ではアダム・オンドラが5.15dを完登しています。
日本においてもこのデシマルグレードを適用しているので、リード(トップロープ)クライミングをされる際は、覚えておくと良いでしょう^^
登っていくにつれてこのグレードはこれぐらいなんだなと感覚的に分かってくることでしょう♪
ちなみに私は5.12aが限界グレードです笑
今日はここまでとなります。
皆さまのクライミングが新しい趣味に繋がりますように♪
では本日の記事はここまでとして、次回記事でもクライミング情報について詳しい話をお伝えしてまいりますのでお楽しみに♪
みなさまに楽しい楽しいクライミングライフを送れますように^^
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