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本日も皆さまに向けて、クライミングに関する情報をお届けしてまいります♪

ホールドに向かって手を出した瞬間、バランスが崩れて落ちた落ちちゃうんだよね><

身体のバランスが整ってないと不安定になって落ちやすくなってしまう…
デッドというムーブを意識することで改善できるんだ♪
今日はデッドという動きについて勉強してみよう^^
本日はデッドというムーブについてお話します!!
ホールドに向かって手を出した瞬間、バランスが崩れて落ちた経験はありませんか?
逆に、何気なく勢いをつけたら驚くほどスムーズに取れたということもあるでしょう。
この差を生むのが、「デッドポイント」というムーブのタイミングです。
デッドポイントとは何か?

デッドポイント(Dead Point)とは、クライマーの動きの中で体の運動エネルギーがゼロに近づく一瞬のことを指します。
瞬間的に無重力状態を作るムーブと言ってもいいでしょう!
たとえば、ジャンプ動作の頂点や、振り子の揺れが切り替わる瞬間。
この「体が静止に近づくタイミング」でホールドを取りにいくと、無駄なブレや慣性の影響を受けずに精度の高いキャッチが可能になります。
なぜデッドポイントが重要なのか?

一般的にクライマーは、以下のような課題に直面します:
- スタティックに出すと届かない
- 動的に飛ぶと手が滑ってしまう
- 出すタイミングが合わず、ホールドに当たるだけで保持できない
このとき、力や勢いで押し切るのではなく、「最もブレない一瞬」を狙って動くことで、次のような利点が得られます:
✅ ホールドのキャッチ精度が上がる
✅ 体のバランスが崩れにくくなる
✅ 少ない力で保持できる(省エネ)
3つのステップで理解するデッドポイントの仕組み

デッドポイントの仕組みを理解するための3つのステップに分けて紹介します!
① 加速フェーズ(推進)
脚・体幹・腕を使って、体に前進・上昇のエネルギーを加えます。
ここでは地面反力とタイミングが鍵。
② デッドポイント(慣性ゼロ)
加速のピークを超えた直後、体の運動量がゼロに近づきます。
この一瞬、空中で体が浮いたように感じる状態になります。
これが瞬間的な無重力状態になるわけです。
③ キャッチフェーズ(保持)
この慣性ゼロの瞬間を利用してホールドを取りに行きます。
腕や肩、特に肩甲骨の安定性がキャッチの成否を分けます。
デッドポイントとダイノの違い

デッドポイントとランジ(ダイノ)の違いについても説明します!
項目 | デッドポイント(Dead Point) | ダイノ(Dyno) |
---|---|---|
動きの規模 | 小〜中規模の動き | 大規模なジャンプ動作 |
空中時間 | 短い(体が一瞬“浮く”程度) | 長い(完全に体が宙に浮く) |
精度重視 | ◎ 高い精度でのホールドキャッチが必要 | △ ホールドを“叩くように”取ることも多い |
パワー依存度 | 低い(タイミングとコントロールが重要) | 高い(爆発的な脚力・体幹力が求められる) |
主な使用場面 | 垂壁の一手出し、スローパー取り | オーバーハングでの大飛び、両手を離すようなムーブ |
デッドポイントは、「飛ぶ」というより“浮かぶ”ような感覚で、パワーよりもタイミングとコントロールが要求されます。
補足として…
- デッドポイントは、「力に頼らず動きの中で最もブレない瞬間」を狙う繊細なムーブ。ムーブの途中で一瞬“静止”することで、安定したキャッチが可能になります。
- ダイノは、体を大きく飛ばしてホールドを“捉える”パワフルなムーブ。両手・両足を同時に離す「完全な空中動作」になることもあり、ダイナミックさと勢いが鍵になります。
トレーニング法:タイミングを掴む練習

✅ 垂壁での軽いランジ課題
届くか届かないギリギリの距離で、勢いのピークで取る練習をする。
✅ 振りムーブからの一手
スイングして体が止まりかける瞬間にホールドを取りに行く。
✅ 静止を“狙いすぎない”
動きの中で「止めようとする」のではなく、「一番ブレない瞬間を探す」ことに集中する。
まとめ

どうだったかな??

身体がふわっと浮く感覚が分かればその状態でホールドを取りに行けばいいんだね!
無重力ムーブ習得するぞー!!

そうだね!!
しっかりその感覚を身につけてデッドポイントのスペシャリストになろう♪
最後に本日のおさらいをしておこう^^
動きの中にある“最も安定した一瞬”を掴む
デッドポイントは、力に頼らず、身体の動きの流れと物理の原理を使ってホールドを取る技術です。
これを理解し、使いこなせるようになると、
- 難しそうなムーブが楽に感じる
- バランスの崩れが減る
- パワーの消耗を抑えた効率的な登りができる
つまり、デッドポイントは「無駄な力を省き、動きを洗練させる」最も理にかなったムーブなのです。
以下のボルダリングの参考書もおすすめです♪
さて、今回の記事はここまでとなります。
このブログを通じて、クライミングが皆さまの新しい趣味へとつながれば嬉しい限りです!
次回も引き続き、クライミングに関する役立つ情報や楽しい話題をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに♪
それでは、素敵なクライミングライフをお過ごしください^^
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