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本日も皆さまに向けて、クライミングに関する情報をお届けしてまいります♪

ランジとかダイノが全然できないんです。足で押してるつもりなのに、全然距離が出なくて…

なるほど!
じゃあ“飛ぶ”感覚がまだ掴めてないのかもしれないね

飛ぶ感覚…?筋力の問題じゃないの?

筋力も大事だけど、それ以上にタイミングと体の使い方、そして恐怖心のコントロールが鍵なんだよ!
今日はその“飛ぶ”感覚の話をしていこう♪
クライミングにおける「飛ぶ」動きは、ただのジャンプではありません。
ランジやダイノのような大きな一手はもちろん、デッドポイントのような短い距離の動きにも“飛ぶ感覚”が必要です。
この記事では、恐怖心を和らげながら段階的に「飛ぶ」感覚を習得する方法を、技術面・心理面の両方から解説します。
「飛ぶ感覚」とは?

最初に「飛ぶ感覚」におけるクライミングにおける定義と重要性についてお話します。
「飛ぶ感覚」とは、両手両足が一瞬壁から離れ、空中で次のホールドを捉える動作全般を指します。
この感覚を身につけると、距離のある課題やダイナミックムーブに対応できるだけでなく、動きの幅が広がり、課題攻略の選択肢が増えます。
飛ぶ感覚を構成する要素
- 推進力:下半身から生み出す爆発的な力
- タイミング:沈み込みと飛び出しの瞬間を一致させる
- 空中姿勢:体を安定させ、狙った方向に正確に飛ぶ
- キャッチ精度:ホールドを確実に捉える手の動き
- 心理的要素:恐怖心やためらいを抑えるメンタルコントロール
恐怖心を克服する段階的トレーニング

多くのクライマーが「飛ぶ」動きを苦手とする理由は、筋力不足よりも恐怖心です。
安全を確保しながら、少しずつ恐怖を減らす練習を行いましょう。
段階的解除法
- 1点解除:片手だけ離すデッドポイント
- 2点解除:両手を同時に離す
- 4点解除(ジャンプ):両手両足を一瞬離す
- ホールドキャッチ:空中で次のホールドを掴む
飛ぶための身体の使い方|沈み込みと下半身主導
「飛ぶ」動きの成否は、筋力よりも体の使い方に左右されます。
特に、沈み込み(ストレッチ・ショートニング・サイクル=SSC)を活用することで、足のバネを最大限に引き出せます。
ポイント
- 沈み込みの活用:膝と股関節を曲げてから素早く伸ばすことで弾性エネルギーを利用
- コアと下半身の連動:体幹を固めて力を逃がさない
- 足で押し出す意識:腕で引くのではなく、足で地面を蹴るように
実践的な「飛ぶ感覚」練習メニュー
続いては、「飛ぶ感覚」の練習として、ランジ・ダイノの上達ステップについてお話します。
「飛ぶ」感覚は、頭で理解しても体が覚えなければ実戦で使えません。
そのためには、段階的かつ反復的な練習が必要です。いきなり高難度のランジに挑戦するのではなく、成功体験を積みながら少しずつ距離や難易度を上げていくことがポイントです。
また、練習中は「飛び出す瞬間の意識」と「キャッチ後の安定」をセットで意識すると、動きが安定します。
- デッドポイント練習:近距離のホールド間で、沈み込みから軽く飛び出してキャッチする。まずは高さよりもタイミング重視。
- ランジ練習:沈み込みから爆発的に飛び出し、空中でホールドを捉える。キャッチ後に体を振られないよう、着地姿勢も意識。
- タイミング練習:上下の振りを使う場合と使わない場合を比較し、どちらが自分に合うかを確認。
- 動画撮影:自分の動きを客観的に見ることで、改善点が明確になる。
よくある失敗と修正方法|飛べない原因を潰す
練習を行う上でよくある失敗についてお話をします。
これを理解することで飛べない原因を潰していきましょう!
「飛ぶ」動きが安定しない場合、多くはフォームや意識のズレが原因です。
失敗のパターンを知っておくと、練習中に自分で修正できるようになります。
特に、腰の位置や頭の向きは飛距離と方向性に直結するため、意識的にチェックしましょう。
- 腰が引けて距離が出ない → 胸を張り、重心を前に出すことで推進力を最大化。
- 片手が残ってしまう → 思い切って4点解除を意識し、全身で飛び出す。
- 飛び出し方向がずれる → 頭の位置をゴールホールドに合わせ、視線を最後まで外さない。
これらの修正は、練習中に意識するだけでなく、動画で確認して「成功時と失敗時の違い」を比較すると効果的です。
心理面のアプローチ
どんなに練習してもうまくいかない場合には心理的なアプローチも重要になってきます。
「飛ぶ」という感覚は、恐怖心によって鈍ってしまうこともあるので、その恐怖心を味方にする必要もあります。
「飛ぶ」動きは、技術だけでなくメンタルの影響が非常に大きいです。
恐怖心は完全に消す必要はなく、むしろ適度な緊張感は集中力を高めます。
大切なのは、その恐怖をコントロールして動きに活かすことです。
- ルーティン化:飛ぶ前に呼吸を整え、視線をゴールホールドに固定する。これにより迷いが減り、動きがスムーズになる。
- 成功イメージの反復:頭の中で成功シーンを繰り返し再生し、脳と体に「できる」感覚を刷り込む。
- 小さな成功の積み重ね:最初は低い位置や近距離から始め、徐々に距離や難易度を上げていくことで自信を育てる。
心理面の成長は一朝一夕ではありませんが、日々の練習にこの意識を取り入れることで、確実に「飛ぶ」動きが安定していきます。
まとめ

いかがだったかな?

Bさん、この前教えてもらった“沈み込み”と“4点解除”の練習、やってみたら飛べました!

おお、いいね!
体の使い方とタイミングが合ってきた証拠だ!

怖さもだいぶ減りました!
次はもう少し距離のある課題に挑戦してみます!

その調子!
段階を踏めば、もっと大きな一手も取れるようになるよ♪
最後におさらいをしておこう!
「飛ぶ」感覚は、筋力・タイミング・心理の3つが揃って初めて安定します。
恐怖心を和らげる段階練習と、沈み込みを活かした爆発的な動きの習得がカギです。
次のジムセッションでは、まずは1点解除から試してみましょう。
小さな成功を積み重ねれば、必ず大きな一手が取れる日が来ます。
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