皆さま、初めましてこのブログを運営しているPOPです!!
本日も皆様にクライミング情報を発信してまいります♪

クライミングっていろんな種類があるけど、何か資格とかあったりするの?
と思ったことはありませんか?
今回はそんな皆様にクライミングにはどんな資格があるのはご紹介しますので最後で見ていただければ幸いです^^
クライミングとは??

そもそもクライミングとは何か…
クライミングとは「登る、よじ登る、這い上がる」という意味ですが、スタイルにはいろんな種類が存在します。
その中でも一般的に言われるクライミングとは、自然の岩や人口的なホールドを掴んで登るロッククライミングことを指します。
そのロッククライミングと言われるジャンルには2つに分けられます。
1つ目はエイドクライミングと言われる主に険しい山を登る技術として使われるスタイルで、ハーケン(鉄釘)、カナビラ、ハンマー、ラダー(はしご)を用いるクライミング。
2つ目はフリークライミングと言われるエイドクライミングとは異なり、道具を使用せずに己の手と足のみを使って登るクライミング。
補助的道具を使うか使わずに登るという違いでどちらも同じクライミングになります^^
クライミングの資格って??
そんなクライミングにもいろんな資格があるのはご存じでしょうか。
クライミングの資格といっても種類は多岐にわたります。
・ルートセッター系
・ボルダリングの技能検定系
などがあります。
今回はその中でもルートセッター系の資格をご紹介します!!
ルートセッターとは??
クライミングの最も重要を担うのがルートセットという仕事です。
裏方作業になってしまいますが、クライマーを輝かせるための影の立役者と言えましょう^^
人工壁のホールドはランダムに取り付けているのではなく、クライマーにいろんなムーブをさせるために意図して各位置に取り付けており、それがルートセッターのお仕事^^
一般的なジムで課題をセットする際に資格は必要ありませんが、イベントや大会などのセットを行う場合に必要となります。
ルートセットだけを専門として働かれている方もいますが、別で仕事をしながらセットを請け負う方も多いです。
クライミングジムのスタッフやオーナー、プロフリークライマー、ホールド製作関連、クライミング壁施工関連の方々…^^
大会で活躍し続ける選手の中にもルートセットに資格を持っている方も多い印象です!
そんなルートセッターの資格をご紹介!!
国内ルートセッター
先ほどもお話ししましたが、商業施設やジムなどでセットをする場合には資格がなくても問題ありません。
しかし、公式大会やイベント、コンペなどの課題をセットする場合には資格が必要となります。等級が上がるにつれてそれに合わせて大きな大会などのセットができるようになっていきます。
国内では、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)が資格を発行。
その資格を所持することで公認ルートセッターとなり、国内での公式大会課題のセットができます。
公認ルートセッターには等級があり、一般→C級→B級→A級と分かれ、それに見合った規模の公式大会でのセットが可能。
各等級に沿った大会規模の内訳は以下の通り。

公認ルートセッターになるには??
では公認ルートセッターになるにはどのような条件が必要となるのでしょうか。
公認ルートセッターの資格を取る上で必須条件があります。
ルートセッター認定研修会の受講基準は,以下の条件 (1)、(2)のいずれかを満たすととも
に,(3)~(5)の内の一つ以上を満たす者とする。
(1) 5.12a以上をオンサイトできる。
(2) 5.12c以上を1日でレッドポイントできる。
(3) 大小を問わず競技会のルートセットを行った経験がある。
(4) スポーツクライミング競技会(ジャパンカップ,日本選手権,アジア選手権,ワールドカップなど)の参加経験がある。
(5) 自然の岩場でフリー・クライミング・ルートの開拓を10本以上行っている。
クライミング公認ルートセッター規定より抜粋
公認ルートセッター規定の一部を抜粋しておりますが、上記に記している条件に当てはまる必要があります。
クライミング能力以外にもセット経験が必要になってくるんですよね…
ルートセッターの昇級条件とは??
昇級する上で必要な条件および昇級方法は以下のようになっております。

己の実力のみではなく他のルートセッターからの信頼もないと昇級できなさそうですね。能力だけでなく、協調性も大事になってくるのがルートセッターなのです^^
ルートセッター最高峰の資格【国際ルートセッター】になるには!?
国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が発行しているのが国際ルートセッターの資格となります。
こちらの資格を所持していることで国際大会でのチーフセッターを務めることができます。
この資格取得はかなり難しく狭き門と言えます。
ちなみにこの資格を取得している日本人は現在でもたったの6名のみ。
IFSC国際ルートセッターの資格取得するには
・JMSCA、IFSC公認の国際ルートセッターからの推薦
・IFSCルートセッター公認委員会の投票により決定
こちらを取得するにも推薦が必要となり、さらに審査会にかけられて、そこで認められたもののみ与えられる資格のようですね^^
ちなみに国際大会ではチーフセッター1人にセッターが数人おり、さらに国際ルートセッターの資格を保有していなくてもよいアスピアント(志願者)数人を加えたメンバー6~8人でチームを構成していることがほとんどです!!
まとめ
本日はここまでとなります♪
いかがでしたでしょうか。
ルートセッターになるにはクライミングの実力はもちろんのこと知識や推薦をもらうための人望も必要になるわけですね。
いかに我を突き通さず周りの意見を大事にしながら協調していくかが大事なようですね^^
公認ルートセッターになるための最低基準として
・5.12a以上のオンサイトまたは5.12c以上のレッドポイント能力
・大小問わず競技会でのセット経験またはスポーツクライミング競技会の参加経験、外岩でのルート開拓を10以上行った経験の内1つ
ここを満たしてようやく公認ルートセッターとして認められます。
そこから競技会でのセット経験を増やしながら、上級ルートセッターさんとの繋がりを持って、さらなる高みを目指していくわけですね^^
今日はここまでとなります。
皆さまのクライミングが新しい趣味に繋がりますように♪
では本日の記事はここまでとして、次回記事でもクライミング情報について詳しい話をお伝えしてまいりますのでお楽しみに♪
みなさまに楽しい楽しいクライミングライフを送れますように^^
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