【クライマー必見】TFCC損傷とは?症状やケアの紹介

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クライミング
<strong>ボルフィ</strong>
ボルフィ

最近、登ってるときに手首の小指側がズキッとするんだよね…

<strong>ポップ</strong>
ポップ

あー、それTFCC損傷かもしれないよ。クライマーに結構多いんだ

<strong>ボルフィ</strong>
ボルフィ

よく聞くワードだけど詳しくわからないんだよね…

<strong>ポップ</strong>
ポップ

簡単に言うと、手首のクッションみたいな部分が傷んでる状態。放っておくと長引くから注意だよ

クライミングは全身を使うスポーツですが、特に手首は常に酷使される部位です。

ホールドを握り込む瞬間、体重を支えるとき、着地で衝撃を受けたとき──そのたびに手首には大きな負担がかかります。

今回は、クライマーに多い手首のトラブル「TFCC損傷」について、原因や症状、予防法まで、一般の方にもわかりやすく解説します。

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TFCC損傷とは?

TFCCは「三角線維軟骨複合体(Triangular Fibrocartilage Complex)」の略で、手首の小指側(尺骨側)に位置する軟骨や靭帯の集まりです。

この部分は、手首の安定性を保ち、衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしています。

損傷すると、手首をひねったり、荷重をかけたりしたときに痛みや違和感が出やすくなり、握力の低下や動作制限につながることもあります。

主な原因

クライミングでは、以下のような動作がTFCC損傷のリスクを高めます。

  • 繰り返しのひねり動作
    ホールドを取りに行くときの回内・回外動作や、体勢を保つための手首のねじり。
  • 着地時の衝撃
    ボルダリングでマットに飛び降りた際、反射的に手をついてしまう動作。
  • 強い握り込み
    小指側に負担が集中するムーブや、長時間の保持。

同様の負担は、テニスのバックハンドや野球のバッティングなど、手首をひねりながら力を加えるスポーツにも見られます。

症状

TFCC損傷では、次のようなサインが現れることがあります。

  • 小指側の手首の痛み(特にひねったときや荷重時)
  • 握力の低下
  • 動かすと「コキッ」と音がすることがある
  • 長時間のクライミング後に手首が重く感じる

※症状が続く場合や悪化する場合は、必ず整形外科で診察を受けましょう。

治療法

  • 保存療法
    安静、サポーターやテーピングによる固定、炎症を抑える処置、リハビリなど。
    基本的にはこちらの療法で様子見ることがほとんどです。(数週間~3か月)
  • 手術療法
    損傷が大きい場合や保存療法で改善しない場合に検討(医師判断)。
    断裂しないかぎりはほとんど手術にならないでしょう。

もちろん自己判断で放置すると慢性化する恐れがあるため、早期の受診が重要です。

予防とセルフケア

TFCC損傷を防ぐには、日常的なケアとクライミング前後の準備が欠かせません。

手首の柔軟性と筋力を保つことで、負担を減らし、再発予防にもつながります。

  • クライミング前後の手首ストレッチ(回内・回外、屈曲・伸展)
  • 前腕筋群の筋力トレーニング(軽いダンベルやゴムバンド)
  • 無理なムーブを避けるフォーム改善
  • サポーターやテーピングでのサポート
  • 疲労を感じたら早めに休養を取る

クライマーにおすすめのサポーター&テーピング

手首を痛めてしまい保存料される方向けのアイテムをいくつか紹介します。

FREETOO 手首サポーター

軽量金属ステーと3Dメッシュ構造で手首をしっかり固定し、日常生活やリハビリ時の安静保持に最適です。
クライミング中の使用には適さないため、登攀後のケアや痛みがある日のサポートとして活用すると効果的です。
柔らかな内側素材で長時間の装着も快適、左右別設計でフィット感も高く、回復期の負担軽減に役立ちます。
個人的には睡眠時に使用するのがおすすめです。

アルケア 手関節サポーター

アルケアの手関節サポーターは、親指を覆わない設計で手首の可動域を確保しつつ、小指側(尺骨側)をしっかり固定できるのが特長です。
薄手で軽量ながら安定感があり、日常生活や軽作業、登攀後のケアにも適しています。
TFCC損傷や小指側の負担軽減を目的とした保護用として使いやすく、装着感も快適です。

キネシオロジーテープ(伸縮タイプ)

TFCC損傷など手首のサポートにも使いやすい伸縮性テーピングです。
筋肉や皮膚と同程度(約30〜40%)の伸縮率を持ち、動きを妨げずに関節や筋肉をサポートします。通気性に優れたアクリル系粘着材を使用し、蒸れやかぶれを軽減。
適度な粘着力で肌に残りにくく、快適な貼り心地が続きます。
ベージュ色で目立ちにくく、日常生活やスポーツ時にも自然に使用可能。TFCC損傷の予防や軽度サポート、運動時の手首保護におすすめです。

テーピング(非伸縮性タイプ)

クライミング中は手首に大きな負荷がかかりやすく、特にTFCC損傷のある場合は小指側の安定性が重要です。
非伸縮タイプのテーピングは伸びない素材でしっかりと関節を固定し、ひねりや衝撃による余計な動きを抑えてくれます。
幅38mmで巻きやすく、粘着力も高いため運動中でも剥がれにくく、長時間のサポートが可能。クライミング時の手首保護や負担軽減に心強いアイテムです。

尺骨突き上げ症候群との比較

TFCC損傷と似た症状を示す障害に「尺骨突き上げ症候群」があります。

こちらも手首を返す動作やひねり動作で痛みが出るケガです。

手首の痛みで受診しても、レントゲンやMRIの結果からTFCC損傷と診断されるケースが少なくありません。

原因は、尺骨が突き上がることで手根骨との隙間が狭くなり、骨同士がぶつかってしまうことにあります。

症状が非常に似ているため自己判断は難しく、正確な診断には専門医の診察が欠かせません。

まとめ

<strong>ボルフィ</strong>
ボルフィ

やっぱりあの痛み、放っておかないほうがいいんだな…

<strong>ポップ</strong>
ポップ

そうだね。早めにケアすれば長くクライミングを楽しめるし、予防もできるよ

<strong>ボルフィ</strong>
ボルフィ

じゃあ、次のセッション前にストレッチとテーピングやってみる!

<strong>ポップ</strong>
ポップ

しっかりケアしていこう!!
では最後におさらいしておこう

今回の記事のポイントを整理すると、次の通りです。

  • クライミング愛好者に多い手首トラブルの一つがTFCC損傷
  • 早期対応と予防が、長くクライミングを楽しむためのカギ
  • 症状が続く場合は、必ず専門医で診察を受けること

手首の小指側の痛みは、単なる疲労や一時的な炎症ではなく、TFCC損傷や尺骨突き上げ症候群などの障害が隠れている可能性があります。

特にクライミングは手首に大きな負荷がかかるため、早期の対応と予防習慣の確立が、長く安全に楽しむためのカギです。

痛みを感じたら無理をせず、適切な休養・サポート・医療機関での診断を受けることが重要です。

また、日常的なストレッチや筋力トレーニング、サポーターやテーピングの活用は、再発防止にもつながります。

💡 注意

この記事は一般的な情報提供を目的としています。診断や治療は必ず医療機関で受けてください。

さて、今回の記事はここまでとなります。
このブログを通じて、クライミングが皆さまの新しい趣味へとつながれば嬉しい限りです!
次回も引き続き、クライミングに関する役立つ情報や楽しい話題をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに♪

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